はじめての方へ

  1. ホーム
  2. はじめての方へ
  3. 当院のご案内(理念・沿革)

当院のご案内(理念・沿革)

理 念

  1. 患者さんの「声」を聴き 心のこもった治療の実践
  2. 50余年の歴史と経験を 患者さんの笑顔のために
  3. 「病院附属の鍼灸院」にしかできない 質の高い治療

家族イメージ画像

1.患者さんの「声」を聴き 心のこもった治療の実践

人は、身体に痛みがあったり、辛いところがあったりすると、心もふさぎこんだり、気分が落ち込んだりします。
東洋医学には、「心身一如」(しんしんいちじょ)という言葉があり、心が病めば身体も病み、身体が病めば、また心も病む、ということを意味しています。太古の昔から体と精神は繋がっているものであり、別々に分けて考えないのが東洋医学の特徴のひとつです。

「なんとなくしんどい・・・」という時に、病院に行き検査を受け、なにも異常がなかったということは、よくみられることです。これは東洋医学では「未病(みびょう)」といい、心身が疲労困憊で、病気になる一歩手前である状態を指しており、鍼灸治療がよく効果の出る対象です。

自分自身の辛さや痛みが否定されたときほど、悲しいことはありません。私たちは、数値では測れない辛さや痛みを理解できる東洋医学の専門家でありたいと思っています。なによりも患者さんの「声」を聴き、目には見えないもの、数値ではあらわれないものに耳を傾け、心のこもった治療を実践しています。

2.50余年の歴史と経験を 患者さんの笑顔のために

当院は、地域住民(東洋友の会)の声による後押しを受けて1966年に設立、以来50数年の歴史があります。その間、社会医療法人 健生会の一員として病院、診療所、介護施設等と連携しながら、一人の患者さんに対して、一方向だけの視点に留まらず多方面からのアプローチに取り組んできました。

鍼灸治療のもつ3千年の歴史には遠く及ばなくても、当院が50年以上にわたり地域住民の方の信頼を獲得し続けていられるのには、たしかな理由があります。それは組織のなかで育まれた厳しい衛生基準・法規・教育・多様性のなかで、莫大な臨床数と経験、そしてその経験を生かした成長があったからに他なりません。

これからも成長を続け、患者さんの「楽になった」の声と笑顔を見るために、50余年の歴史と実績を還元できるよう全力を注ぎます。

3.「病院附属の鍼灸院」にしかできない 質の高い治療

患者さんにとって、病気に西洋医学も東洋医学もありません。ただ「良くなりたい」と切に願っているだけです。「どこに行ってもよくならない」「どこに行ったらいいかわからない」とおっしゃる数多くの患者さんが、これまで当院の門をたたいてこられました。

そのなかには西洋医学での治療が必要な方も少なからずおられます。病気には「未病」のような浅い状態から、深い状態まで段階があります。その段階によって、東洋医学が適している、あるいは適していないという判断が必要になってきます。その適・不適に目を向けないと、いたずらに状態を悪化させてしまいかねません。私たちは社会医療法人健生会の一員であり、隣接する土庫病院との連携により、医師等の専門家と最新の医学情報・症例を共有しています。

当院の治療にかかられる場合は、東洋医学の適応・不適応を確実に判断し、一人一人にもっとも適した東洋医学の治療、あるいは西洋医学への橋渡しを提供することができます。

そして全国でも数少ない、東洋医学と西洋医学が共存する「病院附属の鍼灸院」という環境の下、東洋医学でしか効果があがらない症例を数多くみてきました。これからもそのような人が一人でも増えるよう「病院附属の鍼灸院」にしかできない質の高い治療を追及し、日々精進し取り組んでいきます。

沿 革

1966(昭和41)年
土庫病院副院長 川辺栄一医師が鍼灸治療を開始
土庫病院において東洋医学治療(鍼灸・漢方)が開始される
1971(昭和46)年
夜間診療 開始
1975(昭和50)年
患者会 東洋友の会発足(会員数124名)
1987(昭和62)年
土庫病院院長 馬場宏医師 所長就任
1997(平成  9)年
新管理棟(土庫病院 西隣)が完成し、現在の場所に移転
2000(平成12)年
訪問マッサージを開始
2009(平成21)年
『医道の日本』4月号に守屋圭吾所長(当時)の論文掲載